2025年は、日本企業が暗号資産を財務戦略の一部(デジタルアセットトレジャリー:DAT)として本格的に導入・検討し始めた転換点となりました。
コンヴァノ社によるBTC積立の導入、ANAPホールディングスで進むビットコイン保有、SBI VCトレード社の企業向けソリューション展開など、具体的な取り組みが相次ぎ、暗号資産を巡る企業の動きは着実に広がりつつあります。また、資金管理や国際取引の効率化を目的に、ステーブルコイン活用を視野に入れる企業も現れ、用途は多様化の兆しを見せています。
一方で、暗号資産やステーブルコインを企業財務に組み込むには、価格変動リスクの評価に加え、会計処理や税務、内部統制、カストディ、ガバナンスといった実務面の検討が欠かせません。本ワークショップでは、2025年の事例を振り返りながら、2026年に向けて企業が向き合うべき論点を多角的に整理し、Web3・デジタル資産活用の現在地と今後の可能性を探ります。
イベント概要
- 日時:2026年1月28日(水)17:30〜20:30
- 会場:東京都内(当選者のみに詳細をお知らせ)
- 形式:完全招待制イベント(抽選制)
- 主催:N.Avenue株式会社(NADA NEWS)
- 協賛:SBI VC トレード
プログラム(予定)
第1部:NADA NEWS編集長増田による、トレジャリー概況についてのプレゼン(20分)
第2部:パネルセッション(50分)+QA(15分)
登壇者
・株式会社ANAPホールディングス 代表取締役社長 川合林太郎氏
・株式会社コンヴァノ 取締役 東大陽氏
・SBI VCトレード株式会社 代表取締役社長 近藤智彦氏
・たまらん坂税理士法人 代表税理士 坂本新氏
・N.Avenue株式会社 NADA NEWS編集長 増田隆幸(モデレーター)
第3部:SBI VCトレードのサービスについてプレゼン(25分)
懇親会(60分)
登壇者紹介
株式会社ANAPホールディングス 代表取締役社長|川合林太郎氏
ビットコイン関連投資会社フルグル(Fulgur)にも関わり、企業財務とビットコインを結びつける取り組みを推進している。また、国内外のビットコインコミュニティの拠点となる「ビットコインベース」の運営にも携わり、実践と発信の両面からビットコインの活用を進めている。
株式会社コンヴァノ 取締役 |東大陽氏
コンヴァノ取締役で、ビットコイン保有戦略室長。BTC保有戦略責任者/新規事業×財務戦略のクロスオーバー実行者。元エンジニア×事業開発×財務×ガバナンスのクロスオーバー領域を専門とし、「円で稼ぎ、円を守る」企業設計を追求している。
SBI VCトレード株式会社 代表取締役社長 |近藤智彦氏
2007年、早稲田大学理工学部卒業、SBIホールディングス入社、SBIグループの情報システムを担当。同グループの電子決済事業を経て、外国為替関連事業を営むSBIリクイディティ・マーケットでシステム担当役員を務める。19年にSBI VCトレード取締役に就任、暗号資産・Web3関連事業に従事し2023年から現職。
たまらん坂税理士法人 代表税理士|坂本新氏
1992年、東京国税局入局。2017年、50歳となったことを契機に暗号資産を得意とする税理士になるため東京国税局を離職。同年から暗号資産ホルダーに対し、暗号資産の税務の研修会を開催する一方、国立市に「たまらん坂税理士法人」を設立、代表社員に就任。税理士向けの暗号資産税務の研修講師など幅広く活動している。
NADA NEWS編集長 |増田隆幸
広告制作会社でコピーライターとしてキャリアをスタートさせ、2004年インフォバーン入社。Webコンテンツ制作やオウンドメディア支援に携わり、ソリューション事業を統括、取締役を務める。2016年「Business Insider Japan」創刊に海外コンテンツ統括として参画。2019年「CoinDesk JAPAN」に合流。2023年7月より3代目編集長に就任。2026年より「CoinDesk JAPAN」から「NADA NEWS」にリニューアル。
|文:NADA NEWS編集部


