イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は10日、自身のXにて、イーサリアム×AI統合の最新ビジョンを公開した。2024年1月に公開した記事を更新する形で、短期的に実現可能な4つの戦略を提示し、「AGI(汎用人工 […]イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は10日、自身のXにて、イーサリアム×AI統合の最新ビジョンを公開した。2024年1月に公開した記事を更新する形で、短期的に実現可能な4つの戦略を提示し、「AGI(汎用人工 […]

イーサリアム、AIエージェント経済圏構築へ──ヴィタリックが4つの戦略公開

2026/02/10 19:33
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イーサリアムETHETH共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は10日、自身のXにて、イーサリアム×AI統合の最新ビジョンを公開した。2024年1月に公開した記事を更新する形で、短期的に実現可能な4つの戦略を提示し、「AGI(汎用人工知能)競争に参加するのではなく、人間の自由と権限強化を守る方向性を選ぶ」と強調した。

4つの戦略軸を提示

ブテリン氏が提示した4つの戦略は以下のとおり。

①信頼不要なAI対話の実現
ローカルLLM(大規模言語モデル)ツールの開発、ZK(ゼロ知識証明)決済によるAPI呼び出し、暗号技術を活用したAIプライバシー保護を推進。ユーザーがAIモデルを呼び出す際、身元情報をリンクさせることなく利用できる仕組みを構築する。

②イーサリアムをAI経済レイヤーに
AIエージェント間の経済的な相互作用を可能にするレイヤーとしてイーサリアムを活用。API呼び出し、AIによるAI雇用、セキュリティデポジット、オンチェーン紛争解決メカニズム、AI評判システム(ERC-8004)などを実装し、より分散化されたAIアーキテクチャを実現する。

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③サイファーパンク理想の実現
「信頼せず検証せよ」というサイファーパンク思想を、AIを活用して現実化する。従来は人間が全てのコードを自分で検証することは非現実的だったが、ローカルLLMがその作業を代行することで実現可能になる。具体的には、サードパーティUIなしでイーサリアムアプリと対話、ローカルモデルによるトランザクション提案・検証、スマートコントラクトの監査支援などを想定している。

④予測市場・ガバナンス革命
予測市場、分散型ガバナンス、二次投票、組合せオークション、普遍的物々交換経済など、理論的には優れているものの人間の注意力と意思決定能力の限界によって実現が困難だった仕組みを、LLMが人間の判断を大規模にスケールさせることで実現する。

「分散型防御」を重視

ブテリン氏は、これらの戦略が自身が提唱する「d/acc(分散型加速主義)」の精神に基づくものであり、分散型協力を促進し、防御を強化することを目的としていると説明した。

同氏は「AGI開発に参加すること自体が誤りを含んでいる。それは根本的に差別化されておらず、『自分がやらなくても2ヶ月後に誰かがやる』という含意がある」と指摘。イーサリアムと自身のAGIに対する考え方は、「無差別な加速の矢を受け入れるのではなく、ポジティブな方向性を選択すること」であり、暗号資産とAIの視点を統合することが重要だと強調した。

ブテリン氏は、長期的には「シリコン基板上で100万倍速く思考できる高知能エンティティに追いつきたい人々のために、人間がアップロードやAIと融合することも含む」としながらも、短期的には「より日常的なアイデア」に焦点を当てるとした。ただし、これらのアイデアも以前のコンピューティングパラダイムと比較して深い再考を必要とするものだと付け加えた。

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