米リップル(Ripple)社が、大学向けプログラム「ユニバーシティ・ブロックチェーン・リサーチ・イニシアチブ(UBRI)」の取り組みを拡張した新プログラムを開始したと1月16日に発表した。
UBRIは、2018年6月に立ち上げられた大学連携プログラムで、ブロックチェーン・デジタル資産分野の研究・教育・技術開発を支援している。リップルの2025年6月10日の公表によると、UBRIは28カ国・60大学と連携しているという。
今回の新プログラムの名称は、ユニバーシティ・デジタル・アセット・エクセラレーター(University Digital Asset Xcelerator:UDAX)。UDAXは、創業初期のイノベーションと機関投資家レベルの実装準備との間の差を縮めることを目的としたプログラムとのこと。
同プログラムでは、分散型レイヤー1ブロックチェーン「XRPレジャー(XRP Ledger:XRPL)」上で事業をスケールするための技術リソース、メンタリング、資金調達につながるネットワークを提供されるという。
リップル社によると、UDAXの初回プログラム「UDAX UCバークレー(UDAX – UC Berkeley)」が2025年秋に試験実施されたという。同プログラムではリップル社のエンジニアと、米カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley:UCバークレー)の教員・講師・業界専門家が、9社のスタートアップと6週間にわたり、XRPL上での事業化を見据えたプロダクト開発に取り組んだとのこと。
UDAX UCバークレーの参加企業として、ウェーブチップ(WaveTip)、Xカード(X-Card)、ブロックビマ(BlockBima)、CRXデジタルアセッツ(CRX Digital Assets)、ブロックロール(Blockroll)が挙げられている。
ツイッチ(Twitch)配信者向けに即時チップを可能にするプラットフォームのウェーブチップ(WaveTip)は、同プログラム期間中にXRPLメインネットへ移行し、クロームウェブストア(Chrome Web Store)で公開したという。
現物の収集品を流動資産にするXカードは、150万ドル(約2.3億円)超の在庫を取り込んだうえで、数千人のコレクターを代表するマーチャントコミュニティとの提携を確保したという。
脆弱なコミュニティ向けに気候リスクの少額保険(マイクロインシュアランス)を自動化するブロックビマは、同プログラムが同社のアクティブユーザーを3倍にする後押しになったとしている。さらに、同プログラムの参加チーム全体では、プログラム終了時点でプロダクト成熟度が平均67%増加し、資金調達に対する自信が平均92%成長したと報告されたという。
ブラジルのクレジット提供をグローバル市場へ展開するCRXデジタルアセッツは、トークン化ボリュームを3,900万ドル(約61.5億円)から5,800万ドル(約91.6億円)へ増加させたとしている。
CRXデジタルアセッツ(CRX Digital Assets)が、ブラジルのクレジット提供をグローバル市場へ輸出する戦略を磨き、トークン化ボリュームを3,900万ドルから5,800万ドルへ増加させたとしている。
ステーブルコイン活用の越境決済・金融プラットフォームを提供するブロックロールは、アフリカのフリーランサー向けにステーブルコイン担保のバーチャルカードを立ち上げたとのことだ。
参考:リップル社
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