モバイルオンラインゲーム開発を主力事業とする東証プライム上場のKLabは12月25日、同月5日に公表した財務戦略「デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略」に基づき、ビットコインおよびゴールドの購入を開始したと発表した。

本戦略では価格変動リスクを抑制するため、一度に大量の買い付けを行うのではなく、少量を長期間にわたって購入する時間分散投資の手法を採用している。

25日時点の保有状況は、以前からの保有分を含め計4.36828BTC(新規購入分3.17BTC、単価1383万1211円)および純金上場信託1860枚(単価2万1514円)となっている。

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根幹となる同戦略は、ビットコインと金を6対4の割合で財務資産に組み込む方針だ。

インフレや円安による日本円の購買力低下を「サイレント・クラッシュ」と捉え、成長性の高いビットコインと安定性の高い金を組み合わせることで、インフレ耐性とリスク抑制の両立を図る。

さらに同社は同日、AIを用いて世界中の金融機関や調査機関のレポートを収集・分析した「KLab with AI BTCレポート」および「KLab with AI GOLDレポート」の不定期発刊を開始した。

KLab with AI BTCレポート:
https://www.klab.com/klabgames/strategy/KLab_AI_BTC_2025Dec.pdf

KLab with AI GOLDレポート:
https://www.klab.com/klabgames/strategy/KLab_AI_Gold_2025Dec.pdf

|文:栃山直樹
|画像:リリースから